健康宣言

社会福祉法人千葉シニア経営理念の価値観の軸である「まごころ」を大切にする人は、健康志向が強いと捉え、創業以来「健康」を事業の柱の一つとして活動してきました。特に地域の人々に対して実施している「農のある暮らしと健康づくり」をテーマとした活動は、法人の健康観を醸成する効果を高めてきました。

現状におきましては更に活動の枠を広げ、創業以来実施してきました「ヘルスリテラシー教室」など健康の維持増進に資する運動・栄養・休養を基本に、4世代にわたり一貫した健康づくりはどうあるべきか、という課題を掲げ、0歳から100歳を超える人々を対象にした当法人の事業領域におきまして、「健康」を核とした事業展開を企画し、推進する準備を始めました。

健康経営という視点からは、従業員の「健康」を経営の重点課題と位置付け、「自分の健康は自分で守る、家族の健康は家族で守る、法人の健康は法人で守る」をキャッチフレーズとして制定し、従業員及びその家族の健康を維持増進するテーマを「ウエルネスライフの実践」とし、その政策を以下に策定いたします。

1.企業文化

各自が求める「自己実現」を達成するには、健康の維持増進が不可欠であると捉え、現状よりワンランク上位の健康づくりを実践できる環境を整える

2.高品質プログラム

法人の事業特性に合致した、健康の維持増進に効果が期待できるプログラムを開発し、各自の健康状況や体調の不調など個々に対応したプログラムを提供することで成果のある活動とする

3.ONE TO ONE

定期的に実施される健康診断、ストレスチェックの結果を医科学的に活用すること、また、平成29年度から実施しているウエルネス・ドクターセルフチェックの結果から得られる健康ランクや生活習慣の問題点など、さまざまなデーターを分析し、高次の健康から重症化予防までを独自に階層化し、個別に健康づくりの課題を提案できるシステムを構築する

4.ウエルネスライフ

政策を実現するための人材を育成するために、専門職を有する外部の法人や専門家の支援を受け入れつつ、法人内に健康経営優良企業プロジェクトを発足し、専門知識の習得及び経験を重ねていくことで、継続してウエルネスライフの実践が可能な体制を構築する


具体的な活動に関しましては以下を重点方針とし、効果測定(エビデンス)化を図りながら展開して
まいります。

1.健康観の共有

① 「健康にはランクがある」⇒病気も健康ランクの一つと考える
② 健康は、自分でしか創り上げることができない⇒自分の健康は自分で守る
③ 生活習慣がこころとからだに影響を与える⇒自らの意志で行動変容を図る

2.健康づくりの階層化

① 健常者
② ミドルリスク対象者
③ ハイリスク対象者

3.健康づくりの指標

① 体型・・・筋肉と脂肪のバランス
② 血行・・・血管と血液の滞り、糖化
③ 疲労・・・代謝の低下
④ 老化・・・酸化の進行
⑤ 主観・・・快食・快眠・快便

4.健康づくりのプログラム

① 運動・・・姿勢を整える
② 栄養・・・消化・吸収・排泄
③ 休養・・・自律神経のバランス
④ 体調・・・不調部分の回復

また、一般的に分かりにくく、推進が難しい活動の「休養」については、疲労やストレス

関係が深いので、以下のテーマを重要課題として掲げた上で問題解決に取り組むことにいたします

1.ストレス対策

① ストレスの耐性を高める身体的な健康を維持増進するプログラムを提供する

② 身体的な健康の変化を体感するために、主観的評価基準を「快食・快眠・快便」とし、個人個人で可視化できるプログラムを提供する

③ ストレスの解消など健康を害する行動として習慣化した、喫煙、過度な飲酒、過食などを改善する支援プログラムを開発し提供する

2.休養のすすめ対策

① 内臓疲労・・・食習慣を中心としたプログラムを提供する

② 精神疲労・・・積極的休養として、運動を中心としたプログラムを提供する

③ 肉体疲労・・・消極的休養として、リラクゼーションを中心としたプログラムを提供する

 

3.こころの健康づくり(メンタルヘルス)対策

① 仕事も個人の生活の一部として捉え、生活の質を高めるために仕事と生活が両立、共有できる主体的な課題をもって、ストレスフリーな働き方に挑戦できる環境を整える

② 個人個人が、価値基準をもつことで、個性(オリジナリティ・アイデンティティ)を高め、 自由自在に自分を表現できるようになることで、人との関わりが楽しくなる環境を整える

③ 「問題の発見、その解決方法を考え実行し、その結果の達成感を喜ぶ」を繰り返し実践することで、小さな達成感を大きく育てることができる環境を整える

 

以上
(平成30年4月22日)

健康経営推進体制