「手」と「足」に思うこと

体で骨の数が一番多い部位は“手と足”で、手足の指を動かすために小さな骨の一つひとつに神経が脳とつながって働いています。
老化を予防するために、手足を動かすことがとても大事です。

土と炎 詩人といわれる陶芸家・河井寛次郎さんは、“手と足”の言葉を創っています。
「手考足思」手で考え足で思う。「手念足願」、「手読足解」、「手霊足魂」、陶芸家は足でロクロをまわし、手で土を練りますが手足ではなく全身全霊で打ち込む姿だから出る言葉です。「眼聴耳視」、「心力彫身」も同じ言葉に思えます。

寛次郎さんの言葉に「井蛙知天」があります。私たちが知っているのは“井の中の蛙、大海を知らず”ですが、蛙は大海を知らなくても毎日仰ぎ見る広い天を知っているよ、と教えてくれるのです。“手と足”“海と天” ちょっと観かたを変えると違うものが観えるのですね。見学の“見”から観察の“観”ですね。