まちの保育園の理念

<まちの保育園>は、昨今の核家族化、地域交流の希薄化の中で、こどもが多様な大人・子ども・地域資源と出会うことを通して、子ども主体の幼児教育がなされ、保育所が子どもの教育・生活の場であると共に、子どもも大人もつながり合う、「地域づくりの拠点」となることを目指しています。

 

一人ひとり…

一人ひとりの子供たちが<主人公>として、自らの力を存分に発揮していける環境を作りたい。

その環境づくりに<コミュニティ>の力を活用していきたい。

コミュニティも子どもたちの力が加わることで一層充実し、ますます発展していく、と考えます。

まちの保育園では、“一人ひとりの存在そのものを喜び、互いに育みあうコミュニティを創造”するために、3つの力を大切にしています。

 

1つ目は「こどもの力」です。

豊かな可能性を秘めたこどもの力を信じています。プロセス主義の視点を大切にしており、「こどもが今、どのような芽を自ら伸ばそうとしているか」をゆったりとしたまなざしで見つめ、その芽が素直に強く育まれるにはどのような環境や配慮があるとよいかを日々大切に考えています。

一つ目は子どもの力です

2つ目は「コミュニティの力」です。

近年、欧米を中心とした世界のこども観は、「準備期としてのこども観」から「市民としてのこども観」へと転換しつつあります。0〜6歳は人格を形成するうえで一番大事な時期で、その時期に出会った人や人との出会い方が、こどもの成長に大きな影響を与えるといわれています。私たちは、コミュニティがこどもに与えるよい影響と、こどもがコミュニティに与えるよい影響を信じており、こどもに多様な人格に出会う機会を提供していきたいと考えています。

方針・二つ目はコミュニティの力

3つ目は「対話の力」です。

保育者と保護者、保育者同士、こどもと保育者など、お互いに思いを交換し、話を進めるプロセスを大事にしています。まちの保育園の保育の本質は、こどもたちのために、保育者や保護者、そしてまちの人がなす、毎日の「対話」の中にあります。私たちは、こどもたちを中心に、常に開かれた対話をし続けていきたいと考えています。